コロモイシキー氏、ゼレンシキー大統領選候補陣営の司法専門家は同氏の個人弁護士だと発言

コロモイシキー氏、ゼレンシキー大統領選候補陣営の司法専門家は同氏の個人弁護士だと発言

ウクルインフォルム
大富豪(オリガルヒ)のイーホル・コロモイシキー氏は、大統領選挙の決選投票に進むヴォロディーミル・ゼレンシキー候補の陣営で司法専門家として働くアンドリー・ボフダン氏について、コロモイシキー氏自身の個人弁護士であると発言した。

12日、ラジオ・スヴォボーダ通信と公共放送「UA:第一」の共同プロジェクト番組「スキーム:細部にある汚職」にて、コロモイシキー氏が記者に発言した。

記者がどうしてゼレンシキー氏の司法専門家がコロモイシキー氏の以前住んでいたジュネーブや、現在住んでいるテルアビブへ頻繁に渡航しているのか、と尋ねると、コロモイシキー氏は、「彼は、そもそも私の弁護士だ」と返答した。

記者がさらに、ボフダン氏はコロモイシキー氏の弁護士であり、同時にゼレンシキー選対本部と協力もしているのか、と尋ねると、コロモイシキー氏は「教えよう。彼はそれ以外の人のためにも働いているし、そのことが私を苛立たせてもいる。なぜなら、利益の衝突が生じるんじゃないかという疑問が沸くからだ。わかるかな、アブラハムの頃から、全ての人々は何かしら繋がっているのだ」と発言した。

「スキーム」の記者たちは、これに先立ち、アンドリー・ボフダン弁護士がコロモイシキー氏の居住地変更に合わせる様に、渡航先を変えているという情報を伝えていた。番組では、「例えば、2018年、ボフダン弁護士は、ジュネーブに少なくとも9回渡航。その頃、コロモイシキー氏はジュネーブに住んでいた。2018年秋、コロモイシキー氏がテルアビブ市へ引っ越した後、ボフダン氏がテルアビブへ渡航。その後の昨年10月以降、現在までにボフダン氏は少なくとも9回テルアビブを訪れている。その内の5回は、2019年に入ってから、つまり、ゼレンシキー候補が大統領選出馬を表明してからの渡航である」と伝えられていた。

ボフダン氏は、ジュネーブとテルアビブ渡航は「プライベートに関すること」として説明を拒否していた。

ボフダン氏は過去、コロモイシキー氏がドニプロペトロウシク州行政府長官職に就いていた頃、同氏と近しい関係にあったヘンナジー・コルバン氏の弁護士として裁判で活動していたことがある。

ゼレンシキー候補本人は、ボフダン弁護士との繋がりについての質問には答えていない。

一方で、別の調査番組Bihus.Infoの記者は、4月3日、ボフダン弁護士がアルテム・シートニク国家汚職対策局(NABU)局長と面会したと報じていた。NABU側は、面会事実を認め、ゼレンシキー候補と「汚職対策戦略」について議論したと説明していた。

ゼレンシキー候補は、これまで繰り返してコロモイシキー氏との関係はビジネス上のものであり、同氏は選対本部の活動には関与しておらず、選挙キャンペーンへの資金拠出もしていないと説明している。

写真: FRE/RL Graphics


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