エルドアン・トルコ大統領「私たちは、ウクライナの人々の戦いを評価している」
トルコのエルドアン大統領は、同国は危機のエスカレーションを防ぐためにモントルー条約に従った権限を行使したと発言した。
2月28日、エルドアン・トルコ大統領が閣議後に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
エルドアン氏は、「私たちは、危機のエスカレーションを防ぐために、モントルー条約に従って私たちの国に与えられている権限を行使することを決めた。私たちは、ウクライナの主権と政治的・領土的一体性への尊重を支持している。私たちは、ロシアの攻撃は受け入れられないと考えており、ウクライナの人々の戦いを評価している」と発言した。
同氏は、ウクライナとロシアに対して、紛争の平和的手段での解決を呼びかけ、またトルコは同プロセスにおける仲介者となる準備があると繰り返した。
これに先立ち、トルコ政府は2月27日、モントルー条約の戦時下条項を履行すると発表していた。
1936年に締結された、ボスポラス海峡、マルマラ海、ダーダネルス海峡の通航制度を定めた通称「モントルー条約」の条項に従えば、戦争参加国の軍艦は、この海峡を通航することができない。ただし、この通行禁止は、登録基地に戻る船舶は除外される。