南部ザポリッジャ州フリャイポレ近郊で激しい戦闘 各州情勢
ロシアによる全面的侵略を受けるウクライナでは、引き続き南部・東部での戦闘が続いている。南部ザポリッジャ州では、フリャイポレで激しい戦闘が続いている。
30日8時時点の各州軍行政府の情報をまとめた報告書に書かれている。
ザポリッジャ州(南部):フリャイポレ地区にて激しい戦闘継続。夜間、双方から活発な砲撃があった。
ドニプロペトロウシク州(南部):夜間は平穏。しかし、朝からシネリニコヴェ地区の村にミサイルが着弾。最新情報では、死傷者なし。被害は確認中。
ハルキウ州(東部):市内、特に東端のサルチウカ居住区への砲撃が継続。1名負傷。過去24時間で、侵略軍は、ボホドゥヒウ地区、イジューム地区、ロゾヴァ地区への砲撃あり。
ルハンシク州(東部):過去24時間で16回の火砲による大規模砲撃確認。州で建物20軒、学校2校で火災発生(とりわけ、ヒルシケで5軒、ホリホヴェ村で10軒)。
ドネツィク州(東部):空爆、ミサイル攻撃を確認。前線全域で火砲での砲撃あり。マルインカ、クラスノホリウカ、ノヴォミハイリウカにて敵の突破の試みを撃退。リマンが恒常的な砲撃を受けている。オチェレティネにて、「スメルチ」にてばら撒かれた地雷が爆発を始めている。爆発による被害者は今の時点ではなし。マリウポリの状況は変化なし。
ヘルソン州(南部):敵が州内と隣接する州への攻撃を継続。爆発により、多くの建物が破壊され、負傷した市民も多数出ている。ミコライウ、スニフリウカ、ゼレノドリシケ、クリヴィー・リフと接する村の状況が危機的。州内情勢は引き続き困難。
その他の州の夜間の情勢は比較的平穏だった。