ハルキウ州で記者のメディンシキー氏が戦死

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ウクライナ東部のハルキウ州にて、ウクライナの記者であり、ウクライナ軍中尉のマクシム・メディンシキー氏が死亡した。

メディンシキー氏の出身地であるオデーサ州ボルフラードの市議会がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「一瞬たりとも迷うことなく、私たちの同郷人である彼は、ウクライナが真の自立と独立を勝ち取る戦いを始めた2014年の時にはすでに、ウクライナの防衛を始めていた。そう、彼は、自らの軍事義務と市民の義務を遂行していたのだ。どんな慰めの声も、息子であり夫であり父である彼を取り戻すことはできない。どんな同情の言葉も、親族の感じる痛みと絶望を薄めることはできない」と書かれている。

メディンシキー氏は、祖国を愛し、守る模範のような人物だったとし、勇敢かつ愛国心をもって自らの暮らす大地に向き合っていたと説明されている。

同氏の父は戦場記者であり、母親は教師だったが軍で働いていたこともあるという。メディンシキー氏は、キーウ国立大学ジャーナリズム大学を卒業し、複数の報道機関で働いた経験を持っていた。

また、同氏が働いていた、エネルギー省コミュニケーション局は、フェイスブック・アカウントにて、2014年、同氏は志願兵として前線へ行き、1年間にわたり前線で戦闘課題を遂行、4か月間はドネツィク空港近郊で活動していたことを伝えた。2022年2月のロシアによる全面的侵攻が始まると、メディンシキー氏は再び防衛戦に参加。

同氏は、4月29日にハルキウ州のロシア侵略軍との戦闘において、砲撃を受けて死亡。享年33歳。