ウクライナ中部ショッピングモールへのミサイル攻撃、死者18名、行方不明36名 G7が非難

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ロシア軍による27日のウクライナ中部ポルタヴァ州クレメンチュークのショッピングモール「アムストル」へのミサイル攻撃で亡くなった市民の数は18名に上っている。

28日、ルニン・ポルタヴァ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

ルニン氏は、「残念ながら、現時点でロシアの攻撃の結果すでに18名の死亡が判明している。さらに36名が行方不明だ。捜索を続けている。被害者には、必要な支援が全て与えられている」と書き込んだ。

さらに同氏は、一晩中、廃墟となった同施設にて1000人以上の救助隊、警察官、医療従事者、ボランティアが作業をしていたと伝えた。

G7首脳は27日、このクレメンチュークのショピングモールへのロシア軍のミサイル攻撃につき、個別に声明を発出した

声明には、「私たち、G7首脳は、クレメンチュークのショッピングモールへの忌まわしい攻撃を厳粛に非難する」と書かれている。

さらに首脳たちは、ウクライナと連帯して、この攻撃における犠牲者を追悼すると伝えた。

また、「無辜(むこ)の市民への無差別攻撃は戦争犯罪である。プーチン露大統領と関係者は責任を取らされることになる」と強調されている。

その上で首脳たちは改めて、ロシアの侵略、不当な戦争に晒されているウクライナへの揺らぎない支持を強調した。そして、「私たちは、必要な限りずっと、財政、人道、軍事の面のウクライナへのサポートを提供し続けていく」と伝えた。

首脳たちは、「私たちは、ロシアがこの残酷で無意味な対ウクライナ戦争を終えない限り、気を抜くことはない」と指摘した。

これに先立ち、27日、ウクライナ中部ポルタヴァ州クレメンチュークのショッピングモールに、ロシア軍の放ったミサイルが着弾、多数の死傷者が報告されていた

また、同日、27日、ロシア軍は、ウクライナ東部リシチャンシクにて、水を汲みに集まっていた人だかりのある場所を多連装ロケットシステム「ウラガン」で砲撃。少なくとも住民が8名死亡、21名が負傷。さらに、同日、ロシア軍は、東部ハルキウ市市内2地区を砲撃し、結果市民が5名死亡、22名負傷している。

G7首脳は27日、ロシアの侵略戦争を受けるウクライナを「必要な限り」支え続けるとする声明「G7ウクライナのためのサポート」を発出していた