露軍沈没大型揚陸艦には多くのロケット弾が搭載されていた=ウクライナ海軍
ウクライナ海軍のプレテンチューク報道官は14日、撃沈されたロシア海軍の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」にはロケットシステム「グラートM」が弾薬も320弾とともに搭載されていたと発言した。
プレテンチューク海軍報道かがテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
プレテンチューク氏は、「ツェーザリ・クニコフ」は設備のない海岸線での兵員揚陸のために建造されたものだと指摘した。
そして同氏は、「そのために同艦には、火力支援用の関連システム、何より『グラートM』が搭載されている。それは、あの『グラート』(多連装ロケットシステム)だが、それは海上用の修正版だ。その弾薬は、そのシステム用だけで320弾。つまり、同艦に追加の積載物がなくとも、同艦は爆発しやすいのだ」と発言した。
また同氏は、同艦撃沈の際の敵兵力の損耗については検証中だと伝えた。
同氏は、「当然敵はそれを隠すためにあらゆることを行う。公式情報源は『沈黙の遊び』を続けているが、しかしロシアの情報空間は『燃えている』」と発言した。
これに先立ち、ウクライナ軍参謀本部は14日、同国の軍と情報総局が共同でロシア海軍大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を被占領下クリミア・アルプカ沿岸で破壊したと発表していた。