キーウの徴兵機関の職員、収賄容疑で拘束
ウクライナ国家警察は1日、首都キーウ市内の地域採用・社会支援センター(編集注:徴兵機関)の職員に対して、同人物が賄賂を受け取って徴兵逃れを支援すると約束した容疑を伝達したと発表した。
国家警察広報室が公表した。
発表には、キーウ警察の捜査官が、キーウ市内の地域採用・社会支援センターの1つの動員課の主要専門家を汚職で摘発したと書かれている。
警察官は、この専門家のところに、首都の企業の1つの代表者が同社の将来の従業員を、徴兵猶予を目的に、軍役リストに登録するよう要請したことを突き止めたという。
その将来の従業員であるドニプロ市民は、キーウへ来て仕事を正式に始めるためには、軍役リストに登録されて、徴兵の猶予を得る必要があったのだという。
地域採用センターの従業員は、センター上層部へ徴兵猶予を働きかける「サービス料」を300ドルと評価していたという。
警察は、この人物に刑事法典第369−2条2項に従った容疑を伝達。最大で5年の禁固刑が想定されるという。
防衛戦力の作戦司令部「ピウニチ(北)」は、地域採用センターの組織内から汚職犯罪者を一掃するために、全面的に捜査に協力すると明言しているという。