ウクライナのソリシキー農業相、容疑が伝達されたことにつきコメント
23日にウクライナの政権高官の汚職犯罪に特化した法執行機関「国家汚職対策局(NABU)」が国有土地の不法な取得犯罪スキームに関与した容疑の伝達されたミコラ・ソリシキー農業政策食料相は、本件は自身が大臣ではなく、弁護士を務めていた頃のことであり、裁判が行われている案件だと説明した。
農業政策食料省が、テレグラム・チャンネルにて、ソリシキー大臣のコメントを掲載した。
ソリシキー氏は、「NABUの情報による、私への容疑伝達に関係し、報道機関で広められている情報の関係する出来事は、2017〜2018年の期間に関するものである。つまり、私が弁護士であった時のものであり、私が、ウクライナ農業政策食料相でもなければ、ウクライナ最高会議農業土地政策委員会委員長であった時でもない」と伝えた。
同氏はまた、7年間前の出来事は、国営企業と、個人、具体的には反テロ作戦参加軍人の間の、後者に法に従って提供された土地を巡る係争に関係することだと述べた。
さらに同氏は、「係争は、最高裁判所を含め、裁判での解決されているところであり、私が知る限り、現時点で、いくつかの判決が国営企業が土地を所有する権利はないことを示しており、おそらく、NABUもそのことを意味していると思う」と述べ、自身は事実の解明のために最大限情報を開示することを保証すると補足した。
同時に同氏は、「しかし、その点には必要性もない。全てのデータは法執行機関に公開されているのであり、証拠も双方の主張も裁判所の審理を受けている最中なのだ」と伝えた。
これに先立ち、国家汚職対策局(NABU)は23日、現役閣僚(ソリシキー農業政策食料相)などに対して、国有土地を2億9100万フリヴニャで取得した上、さらなる国有土地を1億9000万フリヴニャで取得しようとしていた容疑を伝達したと発表していた。