NATO、ウクライナに高次機会パートナー(EOP)のステータスを付与
北大西洋条約機構(NATO)は、ウクライナに高次機会パートナーシップ(EOP:Enhanced Opportunity Partnership)のメンバーとしての地位を付与した。
12日、ドミトロー・クレーバ外相がフェイスブック・アカウントにて報告した。
クレーバ外相は、「ウクライナはたった今、NATOの『高次機会パートナーシップ(EOP)』メンバーの地位を獲得した」と書き込んだ。
外相はまた、2020年1月にゼレンシキー大統領の支持を受けて、ウクライナが正式にEOP参加の申し込みを行ったことを喚起した。
外相は、「その後多くの外交があった。あらゆるレベルで多くの外交が行われた。そして、それが全て機能したのだ」と述べ、「私たちの国にそれが可能だと信じる人は少なかった。しかし、結果は出たのだ」と強調した。
また、NATO広報室も、ウクライナを高次機会パートナーと認定したと発表している。
なお、NATOは、2014年にEOPを開始しており、これまでオーストラリア、フィンランド、ジョージア、ヨルダン、スウェーデンの5か国をEOPメンバー国に指定していた。EOPは、NATO勢力と自国軍の作戦面互換性の拡大など、各種支援・緊密な連携を確約するもの。