ロシア占領軍、ウクライナ東部で電子戦機器の使用を活発化=情報総局
ウクライナ東部のロシア占領軍は、ロシア連邦領から持ち込んでいる、最新のロシア製電子戦機器・シギント用機器を活発に利用している。
ウクライナ国防省情報総局のウェブサイトにヴァディム・スキビツィキー同局代表者の発表が掲載された。
スキビツィキー氏は、ウクライナの軍事情報機関は今年のはじめから占領軍がロシアの電子戦機器やシギント用機器の使用を活発化していることを確認していると指摘した。とりわけ、無人機オルラン10を用いる、電子戦コンプレクスやレール3(Leer-3)RB-341V、通信ステーション「カスタ」が展開されているという。
同氏は、ロシア軍司令部は、ロシア領からウクライナ一時的被占領地へ兵器などを運び込む際、その位置を隠蔽するために、電子戦機器・シギント機器班を積極的に活用していると指摘した。
同氏はまた、ロシア占領軍部隊は、ウクライナ軍の配置地点を把握するためのインテリジェンス活動を行ったり、ウクライナ部隊側に対するロシア製電子戦用・シギント用機器を使用したりし続けていると指摘した。
写真:情報総局