スロバキア、ウクライナへの戦闘機MiG-29提供協議を開始へ

スロバキア政府は、ウクライナへの戦闘機MiG-29提供に向けた協議を開始する。

ヘゲル・スロバキア首相が発言した。ウクライナのニュースサイト「フロマツィケ」が報じた

ヘゲル首相は、「その退役MiGはウクライナの無辜の人々の命を救い得る」と発言した。

ヘゲル氏は、欧州連合(EU)がスロバキアに対して、同戦闘機の提供分の資金を補填することが可能だと説明した。

さらに同氏は、「私たちがこのやり方で提供する支援一つ一つは、欧州平和ファイシリティ(EPF)から支払われている」と発言した。

また同氏は、戦闘機提供の可能性に関して、法律専門家との協議を行っているとし、なぜなら現在政府は臨時政府であり、権限に制限があるからだと指摘した。

同時に同氏は、ウクライナ支援のためにスロバキア憲法を改憲する、あるいは憲法法を採択する必要が生じた場合でも問題はないとの見方を示した。同氏は、国会は活発に機能しており、そのような法律を採択することはできると発言した。

ナド・スロバキア国防相は、ウクライナが民主的で自由な国家であることはスロバキアの国益であるとし、ロシアが西側に進軍し続けることを決めるリスクの存在に注意を向けた。

また、ナド氏は、次回のウクライナ支援パッケージは調整中であり、まだ最終的な決定はないと発言した。