ウクライナに独製主力戦車「レオパルト2」を提供する国に言及=米国防長官

米国のオースティン国防長官は14日、ウクライナへの独製主力戦車「レオパルト2」の提供に向けて、ドイツ、ポーランド、カナダ、ポルトガル、スペイン、ノルウェー、デンマーク、オランダの8か国が共同で活動していると発言した。

オースティン国防長官がブリュッセルで開催されているウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)の冒頭にて発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

オースティン氏は、「ドイツ、ポーランド、カナダ、ポルトガル、スペイン、ノルウェー、デンマーク、オランダを含む国々の集団が、共同でウクライナへの主力戦車レオパルト提供に向けて仕事をしている」と発言した。

また同氏は、米国、チェコ、オランダは共同で、戦車「T-72」を90両以上ウクライナへ提供すると発言し、またポーランドも自国が保有するT-72を提供すると伝えた。

さらに同氏は、英国はウクライナへ自国製主力戦車「チャレンジャー2」の1個中隊分(14両)を提供し、また他国とともにさらなる弾薬提供に向けた作業もしていると指摘した。

その他同氏は、ラムシュタイン会合はウクライナの防空システム、対ミサイル防衛の強化にも携わっているとし、米国、ドイツ、オランダは「パトリオット」、フランスとイタリアは「SAMP/T」の提供に向けて作業をしていると喚起した。

なお、14日、ブリュッセルにて、ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)が開催されている。ウクライナからは、レズニコウ国防相が出席している。