米国、ウクライナに対する総額4億ドルの新たな安全保障支援を発表
米国は3日、ウクライナに対する総額4億ドルの新たな安全保障支援の提供を発表した。同支援には、高機動ロケット砲システム「ハイマース」や榴弾砲の弾薬、架橋戦車などが含まれている。
米国務省がブリンケン国務長官の声明を公開した。
ブリンケン氏は、バイデン大統領から委譲された権限に従い、私は、2021年8月以降33回目となる総額4億ドルの米国の対ウクライナ武器・装備パッケージの提供を発表する」と伝えた。
同氏はまた、今回のパッケージには、すでに供与されており、「ウクライナが自国防衛のために効果的に使用している」ハイマースや榴弾砲の追加弾薬を含むと指摘した。さらに、歩兵戦闘者ブラッドレーの弾薬や、架橋戦車などが加えられるという。
さらに同氏は、「米国はまた、ウクライナを支援するために世界をまとめ続ける。私たちは、同盟国やパートナー国の信じられないコミットメントを見てきた」と強調した。
その他同氏は、ロシアは今日にも自らの戦争を自分で終わらせられると指摘し、「ロシアがそうしない限り、ウクライナが交渉テーブルで最も強い立場に立てるように、私たちは必要な限りウクライナを支え、ウクライナ軍を戦場で強化していく」と伝えた。
米国防総省は同日、具体的に以下の対ウクライナの支援パッケージの中身を公表した。
ハイマース用追加弾薬
155ミリ口径追加弾薬
105ミリ口径追加弾薬
25ミリ口径追加弾薬
架橋戦車
障害物除去用弾薬および機器
車両のメンテナンス・修理用試験・診断機器
スペア部品・その他の野戦用装備