米国、ウクライナに対する総額3億5000万ドルの新たな安保支援パッケージ提供を発表

米国は20日、ウクライナに対する総額3億5000万ドルの新たな安全保障支援パッケージの提供を発表した。

米国務省がブリンケン米国務長官の声明を公開した

ブリンケン氏は、「今日、バイデン大統領からの権限移譲に基づき、私は、ウクライナに対する34回目の総額3億5000万ドルの武器・装備の供与を承認する」と伝えた。

米国防総省は、今回の支援の内容を以下のとおり発表した

・高機動ロケット砲システム「ハイマース」用砲弾

・155ミリ口径榴弾砲砲弾

・25ミリ口径弾薬

・対レーダーミサイル「ハーム(HARM)」

・81ミリ口径・609ミリ口径榴弾砲システム及び砲弾

・AT-4対装甲車システム

・グレネードランチャー、小火器、関連弾薬

・障害物除去用弾薬・装置

・地雷除去装置

・重油タンカー

・熱画像システム、光学機器、レーザー・レンジファインダー

・河川用巡視艇

・車両の保守・修理支援用の試験・診断機器

・スペアパーツ、その他野戦装備

ゼレンシキー宇大統領は、同発表を受け、ツイッター・アカウントで謝意を表明した

ゼレンシキー氏は、「米大統領と米国民に対して、新しい防衛支援パッケージにつき感謝する。総額3億5000万ドルのハイマースのロケット、155ミリ口径砲弾、対レーダーミサイル『ハーム』、その他必要なもの。侵略者に対抗するための効果的な貢献だ。ロシア侵略とのウクライナの戦いへの米国による揺らがぬサポートを高く評価している」と書き込んだ。