宇安保会議書記、ウクライナ軍がクリミアで新しい国産武器を使う可能性に言及
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は13日、ウクライナ軍がクリミアにて国産の新しい武器を使う可能性に言及した。
ダニーロウNSDC書記がテレビ番組「統一ニュース」出演時に、クリミアのロシア軍兵器集積地にて地元住民が爆発音を聞いているとする情報にコメントする形で発言した。
ダニーロウ氏は、「クリミアは私たちの領土だ。私たちは、新しいタイプの武器を試している。今日、大統領が私たちの防衛産業コンプレクスが製造している新しいタイプの武器について話をした。そのため、何らかの武器の実験があれば、それは私たちの領土で行われる。もしかしたら、クリミアでも、その新しい種類の武器の実験があったかもしれない。(可能性は)排除されない」と発言した。
その他、記者からロシア軍がクリミアの黒海沿岸で塹壕を掘っているのはなぜか、との質問に対しては、ダニーロウ氏は、「もしかしたら彼らはそこで何かを予期し、何か思いついているのかもしれない」と述べつつ、他方でその塹壕がロシア軍を救うことは絶対にないと補足した。
同氏は、「私たちがどこにいつ現れるかを知っているのは、限られた人物だけだ。しかし、彼らが何キロ塹壕を掘ろうが、それが彼らを救うことは絶対にない。彼らは全員、そこから去る。それは時間の問題に過ぎない」と強調した。
これに先立ち、13日、クリミアのキーロウ地区クリニチュキ村にて、複数の大きな爆発音が聞こえたと報じられていた。地元住民によれば、爆発が生じたのは、ロシア軍の兵器の集積地だったという。
4月8日には、クリミア・フェオドシヤでも爆発が聞かれていた。