ショルツ独首相、ウクライナへの過去最大となる新たな軍事支援を発表

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ドイツ連邦共和国のショルツ首相は14日、総額27億ユーロの対ウクライナ軍事支援パッケージの供与を発表した。

ショルツ独首相がベルリンを訪れたゼレンシキー宇大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ショルツ氏は、「私たちは非常に現代的で非常に効果的で良質で、あなた方の自衛を助ける装備を提供している。(中略)私たちは止まらない。先ほど私たちは、新しい27億ユーロのパッケージの供与を決定した」と発言した。

ショルツ氏は、新しいパッケージは追加のマルダー歩兵戦闘車、戦車「レオパルト1」、防空システム「ゲパルト」、防空システム「アイリスティー」などだと伝えた。

また同氏は、戦争開始以降ドイツはウクライナに総額約170億ユーロの支援を提供したと述べた上で、ウクライナへの人道支援、財政支援、経済支援、軍事支援は「必要な限り」ずっと続けていくと明言した。

さらに同氏は、パートナー国はウクライナを長期にわたって支えていく準備があるとし、それはモスクワに対してのメッセージだと述べた。同氏は、ロシアは自軍をウクライナ領から撤退させねばならないと述べた。

その他同氏は、ドイツは他のパートナー国とともにロシアの侵略者が裁判に立たせられるように行動していくと述べ、「罪人は責任を問われねばならない」と強調した。

また同氏は、プーチン露大統領の帝国主義的計画や考えは皆にとっての脅威だと述べた。

ゼレンシキー大統領は、今回のドイツの支援発表につき、テレグラム・チャンネルにて、「ドイツにロシアの全面的侵攻開始以降最大となる軍事支援パッケージにつき感謝している。ドイツの防空システム、火砲、戦車、歩兵戦闘車はウクライナの命を救い、私たちを勝利へ近づけている。ドイツは理想的な同盟国だ。一緒に平和を近づけている」と書き込んだ

なお、14日、ゼレンシキー大統領は、ロシアの全面侵略開始以降初めてドイツを訪問している。