米議員グループ、バイデン米大統領にウクライナへの戦闘機F16供与を呼びかけ
米国議会の民主党・共和党両党の議員14名からなるグループがバイデン米大統領に対して、ウクライナへの戦闘機F16供与を遅らせないよう呼びかける書簡を送付した。
米ニューヨークタイムズ紙が報じた。
民主党議員のジェアド・ゴールデン議員が調整した書簡には、「ウクライナへの戦車供与に関して私たちの同盟国が当初躊躇した時に見ていたように、ウクライナへと追加的リソースと新しい能力を提供するためには米国のリーダーシップが決定的である」と書かれているという。
議員たちは、ウクライナへの戦闘機F16の供与は、ロシア・ウクライナ戦争を公正な条件で効果的に終了させるために重要だと指摘した。
これに先立ち、英国のスナク首相は5月15日、同国はウクライナ空軍の能力構築を行う国々の連合において重要な位置を占めていくと発言していた。スナク氏は、「私たちは、そのような支援をヴォロディーミルとウクライナに提供する国々の連合の重要な一部となる。空軍の能力構築は簡単な事ではない。そこには、航空機提供だけではなく、パイロットの訓練や関連ロジスティックもある。英国はその点で大きな役割を担うことができる」と発言した。
同日、英国政府は、今年の夏、ウクライナ軍航空機操縦士の訓練が始まると発表していた。
また、オランダのルッテ首相は5月4日、同国はパートナー国とウクライナへの戦闘機F-16の供与案に取り組んでいるとし、本件にタブーは見ていない、私たちはベルギー、英国、デンマーク、その他の国とともに、何らかの形でその議論を帰結させるために集中的に取り組んでいると発言していた。