レズニコウ宇国防相、ウクライナ軍に戦闘機F16が配備されるのは年明け以降と発言
ウクライナのレズニコウ国防相は、ウクライナ軍の航空機操縦士が西側戦闘機F16を扱えるようになるのが、通常の訓練計画よりは早くなると述べつつ、他方で、ウクライナ軍に同戦闘機が配備されるのは年明け以降との見方を示した。
レズニコウ氏がニュースサイト「ナストヤシェイェ・ヴレーミャ」へのインタビュー時に発言した。
レズニコウ氏は、「皆が大っぴらに、ウクライナの操縦士がF16が扱えるようになるのにどれだけ時間が必要かについて議論している。どうやらもう皆にとってわかっていることのようだが、米国における私たちの2名の操縦士の訓練の後では、最大6か月で十分だと思われている。私は、私たちの経験ある操縦士が彼らの願望、希求を持って臨めば、おそらく、もっと早く飛べるようになるだろうと、楽観的に見ている。単に飛べるようになるだけではなく、戦術機動、夜間飛行、ペア飛行というように、自由に飛べるようになるということである。思うに、4か月というのが現実的なところだろう」と発言した。
また同氏は、ウクライナ軍人はこれまでに自走榴弾砲「カエサル」の訓練を3か月のところを3週間で行ったし、防空システム「パトリオット」は10か月のところを10週間で扱えるようになったことを喚起した。
記者から、F16がウクライナで使われるようになる時期について聞かれると、レズニコウ氏は、全ての段階が記された訓練プログラムが出てくるのを待たねばならず、それが出てきたら何か月時間がかかるか言えるようになると述べた。
その上で同氏は、「いずれにせよ、『少なくとも6か月』として測っておこうではないか。なぜなら、今想定が半年だと言って、6か月後に飛行機が飛ばなければ、私たちは『裏切りだ!』と言われるのだから」と発言した。
記者から更に、ウクライナが装備にF16を加えられるのは、少なくとも年明け以降ということか、と尋ねると、レズニコウ氏は、「それより前ではない」と返答した。