ゼレンシキー宇大統領、NATOがウクライナを招待する必要を改めて主張

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ウクライナのゼレンシキー大統領は6日、来週ビルニュスにて開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にて、ウクライナがNATOに招待されることが理想的だと発言した。

プラハを訪問したゼレンシキー大統領がパヴェル・チェコ大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「(編集注:NATO首脳会議にて)私たちにとって理想的となるのは何があり得るか。私たちが招待されることだ。招待のためにどのような表現が必要だろうか? 単純に招待が必要なのだ。私たちは、NATOの全てのパートナー国のまとまった支持を得るために、あれやこれやのいわゆるワーディング(言い回し)で困難が生じ得ることはわかっている。ある者はまだモスクワの様子を伺い、ある者はロシアを恐れている。しかし、私たちは、今回は、NATO全体の勇敢さと強さを示すための大きなチャンスだと思っている」と発言した。

同氏はまた、今求めているのは明確なシグナルであり、NATO加盟へのウクライナの招待を示す具体的なものだと指摘し、「私たちに必要なのはその動機であり、私たちの関係における正直さを必要としているのだ」と強調した。

さらに同氏は、現在NATOは成功を必要としているとしつつ、「スウェーデンの加盟決定はまだないし、ウクライナには何らの形の招待もまだない。であれば、NATOの成功はどこにあるだろうか? 私は、世界、各国の社会、ロシアに対して、NATOの強さと一致を示すべきだと思っている」と発言した。

パヴェル・チェコ大統領は、同記者会見時、ウクライナのNATO加盟展望につき「ウクライナは戦争が終了したらNATOに加盟する。それは私たちの利益だ」と発言した。

同時にパヴェル氏は、NATO加盟と欧州連合(EU)加盟は自動的なものではなく、そのためには改革を実施し、必要な基準に適合しなければならないとも指摘した。

なお、ゼレンシキー大統領は6日、ブルガリアとチェコを訪問した。