ビルニュスNATO首脳会議へのゼレンシキー宇大統領出席はまだ決まっていない=宇副首相
ウクライナのステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相は、ビルニュスで始まる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議へのゼレンシキー大統領の出席に関しては最終的決定はまだないと発言した。
ステファニシナ副首相がニュースサイト「欧州プラウダ」へのインタビュー時に発言した。
ステファニシナ氏は、「どんな最終的決定もまだ採択されていない。私たちは、ビルニュスにおける全ての会合の形式を完全には理解していないし、しかし、テーブルに物理的に乗せられることになる決定も完全には理解していない」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナは最終文書から何を期待かを把握していないとし、「つまり、状況を整理すると、ビルニュスにてウクライナNATO理事会会合が開催され、大統領が首脳会議自体で演説を行う。首脳たちの前のテーブルにて、最終文書が置かれる、首脳会議の結果とともに、その採択が提案される。そして、私たちは、その文書に何が書かれるのかを、まだ知らないのだ」と説明した。
そして同氏は、ゼレンシキー宇大統領が同首脳会議へ行くかどうかは、その最終文書次第だと発言した。
加えて同氏は、「今週、そして過去数か月、私たちは同盟国とコミュニケーションを取っていた。大統領個人も複数の訪問を行った。彼は関連の協議を行うためにトルコへ行った。思うに、スウェーデンに関して採択される可能性のある決定においても、彼の役割は決定的となるだろう。それは非常に重要だ。なぜなら、私たちは、自分のためだけに考えているわけではなく、友人のためにも考えているからだ。そして、イェルマーク(大統領府長官)が安全の保証に関して行っている協議も続いている。最終文書に関する作業も続いている。何の決定もまだ採択されていない」と伝えた。