独財務相、ウクライナへの長射程ミサイル供与につき「支持するが、一定の手続きがある」
ドイツ連邦共和国のリントナー財務相は14日、同国がウクライナに対して巡航ミサイル「タウルス」を供与することは支持するが、類似の問題を解決するには同盟国との協議をはじめとする、一定の手続きが存在すると発言した。
リントナー財務相がキーウ訪問時にマルチェンコ宇財務相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
リントナー氏は、ウクライナはロシアが始めた戦争に勝たねばならないとし、そのためドイツは、ウクライナが「プーチンの戦争から出てくる悪よりも多くの力」を常に保有できるようにすることを、自らの責任の一部だと考えていると発言した。
そして同氏は、「そのためドイツ政府は今後も、ウクライナの軍事能力の拡大のためにあらゆることを行いたいと思っている。(中略)そのミサイルに関しては、私たちには、常に適用されている手続きがある。私たちは、『ラムシュタイン』フォーマットのものを含め、同盟国と一緒に、あらゆる『賛成』と『反対』の均衡を考慮している。私は、私自身のような、『タウルス』のようなミサイルの供給への支持者がいることを知っており、そのため私は、その問題がまもなく解決されることを期待している」と発言した。
なお、リントナー独財務相は14日、キーウを訪問しており、ウクライナのシュミハリ首相、レズニコウ国防相、マルチェンコ財務相、クリチコ・キーウ市長などと会談している。
これまでにも、ドイツの報道機関が、ドイツ政府がウクライナへ巡航ミサイル「タウルス」の供与を検討していると伝えていた。