ウクライナへの最初のF16供与は年内実現を期待=デンマーク首相
デンマークのフレデリクセン首相は20日、同国が予定するウクライナへの戦闘機F16の供与につき、最初の約6機は年内に遅れることを期待していると発言した。
フレデリクセン首相がデンマークを訪れたゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
フレデリクセン氏は、「いつ私たちがその航空機を送る予定か、という具体的な質問についてだが、私たちは現在、スクリーニング・プロセスを行っており、もうすぐそれが始まる。私は、最初の航空機の一群がデンマーク領を離れて、ウクライナに向かうのは新年に近い時期になることを期待している。その内(編集注:提供する19機の内)の約6機だ」と発言した。
同氏はまた、来年にはデンマークからウクライナへはF16を8機送ることになり、その後さらに5機送ることへの期待を伝えた。
そして同氏は、「私たちはそれをできるだけ早く行う。私たちには、できるだけ早く準備するためのあらゆるあり得る技術的詳細や全ての能力が必要であり、その時私たちは準備ができるようになるのだ」と発言した。
また同氏は、デンマークには、ウクライナから約70名の人物が訓練していると伝えた。
なお、同日、フレデリクセン首相は、デンマークはウクライナに対して戦闘機F16を計19機提供すると発表していた。
ゼレンシキー大統領は20日、オランダとデンマークを訪問した。
写真:ウクライナ大統領府