ウクライナ、エストニア、ルクセンブルクの3国、「IT連合」を結成

19日、ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)の開催された独ラムシュタイン米空軍基地にて、ウクライナとエストニアとルクセンブルクの3国が新設の「IT連合」の活動の開始を発表した。

ウクライナ国防省広報室がラムシュタイン会合の際に3か国の国防相の会談につき報告した

ウメロウ宇国防相は、「IT連合の課題は、ウクライナ国防省とウクライナ軍のための防護され、強靭なITインフラを保全することであり、それによりウクライナを戦場でより効率的にすることだ。私たちは、エストニアとルクセンブルクの同イニシアティブの推進におけるリーダーシップに感謝している。私は、ベルギー、デンマーク、リトアニア、ラトビアが、私たちの努力に加わったこと、ルクセンブルク国防相がIT連合にて最初の貢献を発表したことにも感謝したい」と発言した。

また国防省は、最初の会合には合計20か国が出席したとし、ベルギー、デンマーク、リトアニア、ラトビアはウクライナ、エストニア、ルクセンブルクの3か国とともに宣言に署名することで、同イニシアティブに加わったと伝えた。

なお、IT連合立ち上げの意向は、今年6月15日のコンタクトグループ会合の際に発表されていた。IT連合は、エストニアとルクセンブルクを筆頭にした特別なドナー国グループであり、ウクライナ軍をIT、通信、サイバーセキュリティの分野で支援することに注力することを目的としている。