ウクライナへの戦闘機F16供与はデンマークが2024年春、ベルギーが2025年
デンマークのルンド国防相は11日、ウクライナへ戦闘機F16を最初に供与する時期は、2024年春になるだろうと発言した。
ニュースサイト「ブレイキングニュース」は、ルンド氏が「私たちは3月か4月にウクライナに戦闘機の最初の一群を供与できることを期待している。しかし、今後、ウクライナ人がそれを使えるようになるにはまだ多くの作業がある」と発言したと報じた。
また同日、ドゥ=クロー・ベルギー首相は、ブリュッセルを訪問したゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時、ベルギーのF16供与の準備ができるのは2025年からだと発言した。
ドゥ=クロー氏は、「私たちは、最初からF16連合の一部であり、F16訓練を保障し、そのために人員を出していくことではっきりしていた。私たちはまた、自分たちのF16、とりわけ複座型を、欧州で始まっている訓練への参加のために提供する」と発言した。
同氏はまた、ベルギーはF16の技術サービスを提供していくとし、ウクライナの技師の訓練も確保すると伝えた。
その上で同氏は、「ベルギーは2025年からウクライナへF16を供与できるようになる。それらはその時に下される政府の決定後にあなた方のところへ渡る」と発言した。
写真:デンマーク国防省