米国、1億5000万ドルの新たな対ウクライナ安保支援を発表
米国防総省は26日、ウクライナに対する総額1億5000万ドルの新たな安全保証支援を発表した。
米国防総省広報室が公表した。
発表には、今回の支援パッケージは2021年8月以降、ウクライナのために国防総省の在庫からの装備品の49回目の引き下げだと書かれており、「これはウクライナを支援し、同国の防衛者に不可欠な武装を確保するという米国の継続的なコミットメントを反映させたものである」と説明されている。
また、国防総省は、バイデン米大統領が米議会に対して、同盟国を支援し続けることを確実にするための追加資金要求を承認するよう正式に要請したことを喚起している。
イェルマーク宇大統領府長官は、テレグラム・チャンネルにて、今回の米国支援の内訳を以下のとおり報告した。
防空システム「ナサムス(NASAMS)」用弾薬
防空ミサイル「AIM9M」
防空ミサイル「スティンガー」
高機動多連装ロケットシステム「ハイマース」追加弾薬
155ミリ・105ミリ口径榴弾砲弾薬
TOW対戦車ミサイル
対戦車ミサイルシステム「ジャベリン」
小火器用弾薬200万発以上
暗視装置
戦車「エイブラムス」用アクティブ装甲
等
ゼレンシキー宇大統領は、今回の支援発表につき、ソーシャルメディア「X」アカウントにて謝意を表明した。
ゼレンシキー氏は、「バイデン大統領、米議会、米国民全体に対して、今日の軍事支援パッケージにつき感謝している。冬が近づく中、防空強化はウクライナの町とインフラを守る上で決定的に重要だ」と書き込んだ。
そして同氏は、「バイデン大統領との合意の履行に感謝している」と強調した。