独国防相、13億ユーロの対ウクライナ大型軍事支援を発表
ドイツのピストリウス国防相は21日、キーウを訪問した際に13億ユーロの新たな大型軍事支援パッケージを発表した。
ピストリウス国防相がウメロウ・ウクライナ国防相との共同記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ピストリウス氏は、「私は、ここへの訪問の一環として、新しいパッケージを発表する光栄と満足を有す。そのパッケージには、4つのさらなる(防空)システム『アイリスティー(IRIS-T)SLM』、155ミリ口径砲弾、対戦車地雷が含まれる。このパッケージの総額は13億ユーロだ」と発言した。
同氏はまた、今回の第5回支援パッケージがウクライナ国民がロシアの侵略と戦う上で役に立つことを確信していると伝えた。
記者から、提供される弾薬数について質問されると、ピストリウス氏は、今回のパッケージには2万弾が入っており、来年向けの約14万弾供与に追加されるものだと説明した。そして同氏は、「つまり、私たちは2024年から2025年にかけて、合計で16万弾の砲弾について話しており、その後、2025年初めから、私たちがその数を増やすことになることを私たちは期待している」と発言した。
ドイツから独製長射程巡航ミサイル「タウルス」がウクライナに供与される展望に関する質問に対しては、同氏は、そのような計画に関する新しい情報は有していないとだけ返答した。
同時に同氏は、防空システムの重要性を強調し、それを防衛成功にとっての決定的な要因だと形容した。さらに同氏は、ドイツがウクライナの防空のためにさらに「パトリオット」を1セット見つけることができたことに満足しているとも伝えた。
同氏は、「私たちは、当然ながら、防空の観点からあなた方を支え続ける」と発言した。
ウメロウ宇国防相は、ピストリウス氏に対して支援供与につき謝意を伝え、また同氏と共に訓練センターを訪れたことを報告した。
その際ウメロウ氏は、「私は、提供された支援につき感謝している。それは民間人とインフラの安全のためとなり、前線での敵の抑制のためとなり、攻勢作戦継続のためとなる。私たちは、訓練センターを訪れた。パートナーたちには、どのように採用と訓練を改革しているかにつき見せた。私たちのところに専門的で士気ある戦士はいるし、増えていく。ドイツが自らの基地で訓練を支援してくれていることに感謝している」と伝えた。
またウメロウ氏は、ピストリウス氏に対して、ドイツが提供した防空システム「パトリオット」が効果的に支えていることを報告した。