独防衛産業FFG社、ウクライナ西部に装備品修理拠点建設へ
ドイツ防衛産業のFlensburger Fahrzeugbau GmbH(FFG)社は、ウクライナ西部に装備品を修理する拠点を建設している。
9日、ドイツ議会のマーカス・ファーバー議員(自由民主党)がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した。
ファーバー議員は、「ウクライナ西部にて、FFGは、修理を必要とする装甲車、例えば、同社が供給してきたレオパルト1のための修理拠点を建設している」と書き込んだ。
また同氏は、ウクライナにとってそれは大きな効率向上となるとし、なぜなら将来、損傷した機材を国外まで運び出さなくてもよくなるし、軍人は現場で直接技師の訓練を行うことができるからだと指摘した。
同氏は、拠点の建設完成予定地を訪れた上で、「ドイツの納税者のお金は賢明に使われている」と主張した。また、同氏は、FFGウクライナ社に理解と重要な活動につき謝意を伝えた。
なお、ファーバー議員は、ドイツ政界で一貫してウクライナへの軍事支援の増加を主張している政治家。最近、同氏は、ドイツはウクライナ軍へと長射程ミサイル「タウルス」を供与すべきだとXに書いていた。その際同氏は、昨年中頃から、英国が供与した長射程ミサイル「ストームシャドー」が活躍していることを喚起しつつ、「昨年中頃から、首相府の誰かが、英国民や仏国民が行っているのと同じ、輸出を許可するための印鑑を見つけられないでいる」と揶揄していた。