「戦争で突破口を開くにはイノベーションが必要」=ウメロウ宇国防相
ウクライナのウメロウ国防相は23日、ロシアとの戦争における突破口を開くには、イノベーションと著しい技術的進展が必要であり、正にそのために2024年には、防衛技術がウクライナ国防省の議題において中心的役割を担っていくことになると発言した。
ウクライナ国防省広報室がウメロウ国防相の第18回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ・オンライン会合(ラムシュタイン会合)の際の発言を伝えた。
ウメロウ氏は、「技術品と弾薬、技術的なサービス、部品の十分な量が成功の決定的に重要な要素だ。しかし、突破口のためには、イノベーションと著しい技術的プロセスが必要だ。正にそのために、2024年は、防衛技術が国防省の議題において中心的役割を担っていく」と発言した。
また同氏は、スピーチにおいて、防衛戦力を支持する全ての国々に、とりわけ各種能力向上のための「連合」の発展につき謝意を伝え、現在ウクライナ軍事支援の長期的パッケージを増やすことが重要だと述べた。さらに同氏は、ウクライナ国防省は、技術や共同生産への共同投資、戦闘経験の共有、関心を持つ企業との長期的契約の締結促進の準備があると伝えた。
なお、同オンライン会議には、ウクライナからは、ウメロウ国防相の他、ザルジュニー軍総司令官、パウリューク国防次官、シャプタラ参謀総長、ブダーノウ情報総局局長が出席したと書かれている。