グリーン水素が宇独関係を新しい水準に押し上げるかもしれない=クレーバ外相

クレーバ・ウクライナ外相は、水素経済の発展により、ウクライナはドイツにとっての重要なエネルギー供給国となる歴史的なチャンスが生まれるかもしれないと指摘した。

27日、クレーバ外相がICTV局番組出演時に発言した。

外相は、「グリーン水素のおかげで、ウクライナは、ドイツにとって、ガス分野のロシアのような存在になれるかもしれない。これは本当に歴史的チャンスなのであり、これを無駄にしないことが非常に重要であり、ウクライナとドイツの間の繋がりを作ることが大切だ。それは、ドイツの外政のみならず、内政においても私たちを最前線に押し出すものだ」と指摘した。

なお、これに先立ち、8月22日、メルケル独首相のキーウ(キエフ)訪問時、ウクライナの国営ナフトガス社は、ドイツのガス関連企業RWEサプライ&トレーディング社と水素経済分野の相互理解覚書に署名していた。

欧州連合(EU)は、昨年7月「欧州気候中立を達成するための水素エネルギー戦略」を公表している。同戦略において、ウクライナはグリーン水素の潜在的生産能力とEUとの間の輸送インフラの存在によって優先的パートナーとして挙げられている。