ボスポラス海峡到着のウクライナ貨物船への臨検が終了
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4者合意を受けて、1日にウクライナ南部のオデーサ港を出港し、2日にボスポラス海峡へ到着した貨物船「ラゾニ」に対し、3日、共同調整センターの海上臨検が行われた。
ウクライナ・インフラ相がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
発表には、同船は1日にウクライナのトウモロコシを載せてオデーサ港を出発し、レバノンのトリポリ港を目指している船だと喚起されている。現在のトルコ領海における停泊は、イスタンブルで署名された「穀物イニシアティブ」の実現の一環として、船の積載物に禁止品の有無の臨検のためだと説明された。
クブラコウ・インフラ相は、「これは国連とトルコと合意した穀物回廊を進む最初の船だ。ウクライナ軍と港湾当局のおかげで、ラゾニは安全にボスポラス海峡までの航路を航行し切り、そこで共同調整センター代表者の臨検を受けた。ラゾニを例に、ウクライナと署名パートナーである国連とトルコの間では、必要な管理・調整方策の最終的調整と作業が行われている」と伝えた。
クブラコウ氏はまた、ウクライナの港あるいは領海のコントロールは、引き続きウクライナのみが行っていることを喚起した。
またインフラ省は、並行して、農産物出荷のためにウクライナの海洋港へ入港する船の申請を受け付けているとし、現在17隻が申請許可を待っているところだと伝えた。
その他、トルコ国防省も同日、ツイッター・アカウントにて、ラゾニへの臨検の様子を公開した。