レバノン業者、ウクライナ発の穀物受け取りを拒否

レバノンのウクライナ穀物の購入業者は、遅延を理由に貨物船で輸送された穀物の受け取りを拒否した。

8日、在レバノン・ウクライナ大使館がフェイスブック・アカウントで伝えた

大使館は、「貨物船『ラゾニ』によるウクライナ穀物の輸送業者の情報では、レバノンの購入業者が、配送期間の遅延(5か月以上)を理由に、積載物の受け取りを拒否したという。そのため、輸送業者は現在、レバノン/トリポリあるいは別の国/港における積載物の荷下ろしのための別の受け取り業者を探している」と伝えた。

なお、貨物船「ラゾニ」は、4者合意の一環で、黒海のいわゆる「穀物回廊」を通じたウクライナの穀物輸出を行う最初の船として、8月1日にレバノンのトリポリ港を目指し、オデーサ港を出帆していた。同船には、2万6000トン以上のトウモロコシが積載されている。