被占領下ウクライナ南部住民、ロシア通貨の使用を敬遠

ロシア軍により一時的被占領下にあるウクライナ南部のヘルソン州・ザポリッジャ州一部地域の住民たちは、流通していたロシア通貨ルーブルを敬遠し始めている。

23日、ザポリッジャ州メリトポリのフェドロウ市長がテレビ番組出演時に発言した

フェドロウ氏は、「被占領地の露シスト(編集注:ロシア+ファシストの造語)たちは、世界で誰にも必要とされていない通貨のレートを人工的に高めていた。しかし、現在すでに、ヘルソン州の脱占領と、それに続くメリトポリ地方の脱占領が不可欠であることは皆が理解している。そのため、レートが急激に変化している。ヘルソン市では、すでに5ルーブルが1フリヴニャであり、ガソリスタンドでは、ロシアの通貨は全く受け取らなくなっている。そのような傾向はメリトポリでもある」と発言した。

同氏はまた、人々はルーブルを使いたがらなくなっており、現在、商業の場ではフリヴニャが使われていると伝えた。