ウクライナ、長引く降雨で河川氾濫 6州で家屋に浸水
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ウクライナでは18日の朝の時点で、全国6州で約2000軒の建物にて浸水が続き、29の自治体で交通網が遮断されている。
国家非常事態庁がテレグラム・チャンネルで伝えた。
春期の水位上昇が生じているのは、ドニプロ川、デスナ川など8本の河川で、ヴォリーニ州、ドニプロペトロウシク州、ジトーミル州、キーウ州、キロヴォフラード州、リウネ州、ポルタヴァ州、チェルカーシ州、チェルニヒウ州で確認されている。
チェルカーシ市のダフニウカ小地区に流れ込む河川の水 写真:イーホル・トカチェンコ
同庁は、強化体制で臨んでおり、状況はコントロール下にあるとし、北部では、水位上昇速度には減少傾向が確認されていると伝えた。
浸水している家庭経済施設は1564軒(チェルニヒウ州:474軒、ドニプロペトロウシク州:269軒、キーウ州:210軒、チェルカーシ州:181軒、ポルタヴァ州:107軒)、民家は330軒(ドニプロペトロウシク州:170軒、キロヴォフラード州87軒、チェルカーシ州42軒、チェルニヒウ州29軒、ポルタヴァ州2軒)だと報告された。
またチェルニヒウ州の29の自治体、キーウ州で1つの自治体にて交通網が遮断されているという。