EU、ウクライナがアゾフ海問題を提訴することを歓迎
欧州連合(EU)は、ウクライナがアゾフ海状況の問題を国際裁判所で解決しようとする努力を歓迎している。
23日、フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表が、欧州議会におけるアゾフ海の状況に関する公聴会において発言した。
モゲリーニ上級代表は、「ウクライナが、例えば、国連海洋法条約違反などで、国際裁判所での司法上の正義を模索しているという事実を、私たちは歓迎している」と発言した。
同上級代表は、ロシアが国際法違反し、ウクライナの主権と領土一体性を侵害する中、EUはウクライナの人々とともにあると強調し、そして、「私たちは、ウクライナの同意のないケルチ橋建設を速やかに非難した。7月、欧州理事会は、この橋の建設に関与した6の対象を制限措置対象者リストに加えた」と指摘した。
また、同上級代表は、EUは引き続き国際法・国際条約を尊重するよう主張するとともに、ウクライナが現在の挑戦を克服できるよう支援し続けると明言し、「私は、この件について、欧州議会の支援を期待していいと確信している」と締めくくった。
これまでの報道では、本年4月、ロシアの治安機関がアゾフ海海上でウクライナの港を目指す船舶を拘束し始めていた。侵略国のこのような行為は、国際海洋法違反であり、この地域のウクライナの経済、政治、安全保障上の利益を損なわせることが目的だと見られている。