ゼレンシキー大統領、国連総会出席のため訪米 「国連は情勢解決の場の一つ」
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は20日、第76回国連総会本会議への出席のため、ニューヨーク市訪問を開始した。
大統領府広報室がテレグラムアカウントで伝えた。
発表には、「大統領は、国連総会一般討論にて演説を行う。また大統領と他国首脳や国際機関代表との会談が予定されている」と書かれている。
また、ビジネス・投資関係者、米国のウクライナ人コミュニティとの会談も行われるとのこと。
その他、ウクライナ国営テレビ局「家」の記者が、ゼレンシキー大統領に、ウクライナ領クリミアと東部の問題の解決に国連は効果的かと尋ねると、大統領は、「難しい話だ。しかし、情勢解決を左右する各国の首脳が集まる中心的場の一つが国連総会である」と発言した。
大統領はまた、ウクライナは自らの国益を諦めない国家の模範でなければならないとも述べた。大統領は、「そして、私たちは、話すだけでなく、関連の行動を要求しなければならない。私たちは、ドンバスとクリミアの解決をあらゆる場で模索している。国連は、主要な場の一つだ。私たちは、その機会を見逃すわけにはいかないのだ」と発言した。
加えて大統領は、ウクライナは今回の訪問を各国首脳との二国間会談のために最大限効果的に利用しなければならないと強調した。
なお、ゼレンシキー大統領の第76回国連総会一般討論における演説は9月22日に実施される見込み。