ウクライナ議会与党、トカチェンコ文化・情報政策相を解任しない見込み
ウクライナ最高会議(国会)の与党会派「人民奉仕者党」のアラハミヤ会派長は、辞表提出を発表したトカチェンコ文化・情報政策相の解任を同会派は支持しないと発言した。
16日、アラハミヤ氏が記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
アラハミヤ氏は、トカチェンコ氏の辞意表明は報道で知ったとし、「まず、皆、そのことをニュースで知ったのだ。私も同様だ。会派が大臣を任命し、その後、その大臣がキレて、何か書いたということをニュースで知るというのは間違っている。私は、そのようなアプローチでは、解任のチャンスはないと思う」と発言した。
同氏は、会派はトカチェンコ氏の解任に賛成票を投じないとし、「投票しないだけだ。プロセスの人質にでもなれば良い。彼は私たちに相談しなかった。私たちが彼を任命したのだ。辞めたければ、会派(議員)に会って、『この提案に同意できない。辞めたい』というべきだ」と発言した。
これに先立ち、トカチェンコ文化・情報政策相は11日、最高会議議長に対して辞表を提出したと発表していた。その際、同氏は、辞表提出の理由は、文化分野へ十分に予算が割かれていないことと、国家映画庁が、同省の合意なく、同省から内閣へと移管されたことを挙げている。