ゼレンシキー大統領、ロシア国民23名とウクライナ国民5名に制裁発動
ゼレンシキー大統領は、ロシアとウクライナの計28名の個人に制裁を発動する8月20日付の国家安全保障国防会議(NSDC)決定を発効させた。
18日、関連大統領令第584/2021が大統領府ウェブサイトに公開された。
これに先立ち、8月20日、NSDCは、アンドリー・デルカチ最高会議(国会)議員や、ニュースサイト「ストラナ」創設者のイーホル・フジヴァ氏、親露ブロガーのアナトリー・シャリー氏など親露関係者に対して制裁を発動する決定を採択していた。
なお、デルカチ議員は、2020年9月10日、米国が同国の選挙プロセスに介入したことを根拠に同国の制裁対象にもなっている。
同制裁発表の際、ダニーロウNSDC書記は、ウクライナ東部武装集団幹部のプシーリン氏や、クリミアのロシア占領政権関係者に対しても追加制裁が決定されたとし、対象となったのは「被占領下クリミアの人物、ウクライナ国民を違法に裁いている裁判官や、将官、ロシアの情報機関、クリミアやドンバス被占領地の報道機関だ」と説明していた。