ボレルEU上級代表、ウクライナ訪問前にNATO事務総長と電話会談
ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は4日、ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長と電話会談を行い、ロシアのウクライナ周辺の軍集結に関する情報交換を行い、また先月ロシアが米国とNATOに提示した「安全保障」要求に関する議論を行った。
4日、欧州対外行動庁が会談結果を公表した。
発表には、「1月4日、上級代表/副委員長のジョセップ・ボレル氏は、自身のウクライナ訪問の前、ウクライナ国境のロシア軍増強とロシアが米国とNATO加盟国に向けて提示した2つの安全保障協定案について協議するべく、ストルテンベルグNATO事務総長と電話会談を行った。(中略)両者は、1月12日のNATOロシア理事会への準備について協議した。上級代表は、欧州における欧州安全保障議論は、欧州安全保障協力機構(OSCE)と国連の義務を強化にもとづいて築かれていかねばならないと強調した」と書かれている。
これに先立ち欧州委員会とウクライナ外務省は、1月4〜6日にボレルEU上級代表がウクライナを訪問することを発表していた。