ゼレンシキー宇大統領、ロシアと国交断絶を検討すると発言

ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、ロシアとの国交断絶を検討すると発言した。

ゼレンシキー大統領がキーウ(キエフ)を訪問したカリス・エストニア大統領との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「私たちは、私たちの国家の主権と領土一体性への攻撃を目にしている。私のところに外務省から、ウクライナとロシア連邦の外交関係の断絶を検討するよう要請が届いた。記者会見後に、私はその件や他の問題の作業を行う」と発言した。

ゼレンシキー氏はまた、昨日の出来事につき「ロシアからのエスカレーション」だとし、ウクライナは最近、協議を通じた全ての問題の解決を提案していたことを喚起した。

さらに同氏は、「私たちは、あらゆりリスクを理解しており、ロシアに対して、繰り返し、それら問題を対話を通じて解決しよう、協議のテーブルに座ろうと呼びかけている。私たちは、どんなフォーマットでも席に着く準備があり、過去数か月、私たちは、欧州連合(EU)、米国、英国、ドイツ、フランスなど、ほぼあらゆる首脳と協議を行ってきたし、ロシア連邦が含まれ得るあらゆる対話フォーマットを提案してきた。私たちは、返答を受け取ってきたし、昨日も返事があった。私たちはあなた方とともにそれを目にした。ウクライナは、主権と国家を守りながら、それに返答しなければならない」と発言した。

これに先立ち、21日、プーチン露大統領は、ロシアのテレビで演説をした際に、ウクライナ東部の武装集団「DPR」「LPR」の国家としての独立と主権を承認すると発言し、関連大統領令に署名していた。