ロシアの最も露骨な嘘は食料危機に関するもの=駐ウクライナEU大使

マーシカス駐ウクライナ欧州連合(EU)大使は1日、食料危機の原因はロシア連邦に対して科されている制裁だとする、同国の嘘を否定した。

マーシカス駐ウクライナEU大使がツイッター・アカウントに書き込んだ

マーシカス大使は、「実際、おそらく最も露骨なロシアの嘘は、世界でもっとも弱い立場にある人々に影響を与える、迫り来る食料危機に関するものであろう。ロシアが軍事的に黒海の港を封鎖しているから、ウクライナが穀物を輸出できずにいるのだ」と書き込んだ。

なお、ロシアによるウクライナの海洋港封鎖により、ウクライナは国外へ700万トンの小麦、1400万トンのトウモロコシ、300万トンのひまわり油、300万トンのひまわり油粕を輸出できていない。これにより、世界市場では、記録的な価格上昇を招いている。

プーチン露大統領は、ロシアは西側が制裁を解除したら、穀物を輸出する準備があると発言している。