ショルツ独首相、今月キーウ訪問予定=独報道

ドイツのショルツ首相は、G7首脳会談の前にウクライナ首都キーウ(キエフ)を訪問することに決めた。

独ターゲスシャウが報じた

政府関係者発言をもとにした報道によれば、ショルツ首相はG7首脳会談(6月26〜28日)より前にキーウを訪れることを決めたという。マクロン仏大統領とドラギ伊首相との共同訪問の可能性も検討されているとのこと。

また、ドイツとフランスはキーウへの共同訪問について長らく協議を行っていると書かれている。そこにイタリア首相も加えるとのアイデアは、フランス側の提案だという。報道には、「ショルツ、マクロン、ドラギは、自らの訪問により欧州の団結の印を示したがっている」とある。ただし、ドイツ政府報道官は、この情報を確認していない。

ゼレンシキー宇大統領は、ショルツ独首相をロシアの全面的侵攻開始直後頃からキーウへ招待していたが、ショルツ氏は様々な理由を示しては断り続けていた。

なお、ショルツ独首相とマクロン仏大統領は、プーチン露大統領とのコンタクトを維持し続けている。イタリアもまた、今次の露宇戦争につき独自の「和平計画」を提示していた。多くの専門家は、この3か国は、ウクライナの侵略国への妥協という手段によってでも良いので、戦争をできるだけ早く終わらせたいと望んでいると指摘している。

写真:dpa