EUはプーチン露政権がウクライナ国民へ簡素付与する身分証明書を認めない=ボレルEU上級代表
ボレル欧州連合(EU)上級代表は13日、プーチン露大統領による全てのウクライナ国民に対するロシア国籍付与手続きの簡素化を非難するとともに、EUはその証明書を認めないと発言した。
ウクライナのニュースサイト「欧州プラウダ」がボレル上級代表の発言を報じた。
ボレル氏は、「全てのウクライナ国民に対してロシア国籍付与手続きを簡素化する新しいロシアの法律は、ロシアの違法戦争と関係するさらなるウクライナ主権の著しい侵害である」と発言した。
同氏はまた、EUがそのような国籍証明書を認めることはないと指摘した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン大統領は11日、全てのウクライナ国民がロシア国籍を簡素手続きで取得できるようにする(パスポータイゼーション)大統領令に署名した。同日、ウクライナ外務省は、この大統領令を非難する声明を発出している。