ゼレンシキー宇大統領、被占領地のウクライナ国民と連絡を取り続けるよう呼びかけ
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ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、国民に対して、ロシアにより占領されている地域に残っている住民と連絡を取り続けるよう呼びかけた。
ゼレンシキー大統領が18日夜の動画メッセージにて発言した。
ゼレンシキー氏は、マリウポリに残り暮らす少年が、ウクライナ国旗を身にまとって、ロシア軍に破壊された劇場跡の前に現れた写真が拡散されていると指摘し、少年に対して謝意を表明した。
またゼレンシキー氏は、「その少年は、ウクライナが戻ってくることを待っており、何があろうと占領を受け入れない多くの人々の内の一人なのだ。ロシアは、彼らの大半を情報面の真空の中に閉じ込めている。毎日、ウクライナや私たちの行動についての新しい嘘が被占領地に投げ込まれている。しかし、プロパガンダや脅迫が行われても、人々は、ウクライナのことを忘れないだけでなく、自らが考えていること、望んでいることを示しているのだ」と発言した。
同氏は、ウクライナは占領に陥ってしまった人々のことを1日たりと忘れないと強調した上で、「私は、連絡手段とその機会がある人皆にお願いする。被占領地に本当の情報を伝えて欲しい。人々を支え、真実をそこに広めて欲しい。あなたが効果的だと思うなら、それはどのような手段でも良い。ヘルソンからホルリウカまで、へニーチェシクからハルキウ州の被占領地まで、メリトポリ、ベルジャンシク、エネルホダル、ルハンシク州、ドネツィク州、クリミアというあらゆる私たちの大地にて、人々はウクライナについてウクライナの人々から聞くべきなのだ」と呼びかけた。
トップ写真:大統領府