ロシア最高裁、ウクライナのアゾフ連隊を「テロ組織」に認定
ロシア最高裁判所は2日、ウクライナの国家警護隊「アゾフ連隊」をテロ組織と認定し、ロシア国内での活動の禁止を求めるロシア検事総局の要請を承認した。
露インターファクス通信が報じた。
審議部分は非公開で行われ、判決部分のみ公開された。決定によれば、「組織活動禁止に関する判決は、速やかな履行の対象となる」という。
公開部分では、専門家として複数の人物が発言を行っており、その中のゲオルギー・ヴォルコフ「人権保護活動家」は、連隊の中で「人肉喰い」が行われているとの発言を行った。
アゾフ連隊は同日、テレグラム・チャンネルにて、本件に関するコメントを公開した。
アゾフ連隊発表には、「オレニウカにおけるアゾフ連隊捕虜への公開処刑の後、ロシアは、自らの戦争犯罪のための新たな口実と説明を模索している。ロシア最高裁は、アゾフ連隊を『テロ組織』と認定した」とし、ロシアは世界の核兵器による消滅という脅しを毎日行っている不完全帝国であり、自国民のアパートを爆破し、自国民やシリアの国民を毒ガスで殺してきたプーチン露大統領は、徹底的な対応を受けねばならないと書かれている。
その上で、アゾフ連隊は、米国国務省やその他の文明的国家の関連機関に対して、ロシア連邦をテロ国家認定するよう呼びかけた。