G7、ロシアの石油・天然ガスからの依存減を表明する声明発出
G7外相は2日、ロシアによるエネルギー輸出を武器として利用する試みを非難し、ロシアのエネルギー輸入を減らすべく作業をしていくと表明した。
同日、日本外務省が「エネルギー安全保障に関するG7外相声明」の仮訳を掲載した。
声明には、「さらに我々は、エネルギー輸出を武器として利用し、エネルギーを地政学的な威圧の手段として利用しようとするロシアの試みを非難する。したがってロシアは、信頼できるエネルギー供給者ではない。我々は特に、脆弱なグループを保護するため、供給途絶が国際的に及び我々の国内で経済及び市民に与える影響を緩和すべく、連帯し、緊密に連携して行動する。我々は、ロシアがエネルギー生産国としての立場を悪用し、脆弱な国々を犠牲にして侵略から利益を得ることがないよう確保すべく取り組んでいる」と書かれている。
さらに外相たちは、エネルギー・資源の多様化に引き続きコミットし、透明性があり、高い環境、社会、ガバナンスの基準に従った、競争力があり、信頼性があり、安価なエネルギー市場を促進すると表明した。
また、外相たちは、「ロシアが侵略戦争から利益を得ることを防ぎ、ロシアが戦争を行う能力を削減するための更なる措置を探求し続ける」と伝えている。