ゼレンシキー宇大統領、国会に戒厳令・総動員の期間延長を提案
ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、現在発効している戒厳令と総動員の有効期間を90日間延長する法案2本をウクライナ最高会議(国会)に登録した。
最高会議ウェブサイトに関連法案第7664と第7665が掲載された。
法案第7664は、ウクライナの戒厳令の効力を8月23日5時30分からさらに90日間延長することを定める内容となっている。
法案第7665は、総動員の期限を8月23日からさらに90日間延長することを定めるものとなっている。
これに先立ち、2022年2月24日、ロシア連邦のプーチン大統領がウクライナへの全面的侵攻を開始した。これを受け、同日、ウクライナでは、3月26日までの戒厳令が発令された。その後、30日ごととなる、4月25日、5月25日までその効力が延長された後、5月22日には8月23日までの90日間の延長が最高会議により決定されていた。
写真:大統領府