クレーバ宇外相、EUに「ロシアを変えるためには観光客に対して扉を閉めるべき」
ウクライナのクレーバ外相は30日、欧州連合(EU)に対して、ロシア国民に対する観光査証(ビザ)の発給を止めるように呼びかけた。
クレーバ外相がツイッター・アカウントに書き込んだ。
クレーバ氏は、「EUへの旅行は、ロシアにとって変革的効果は全く有していない。2007年の査証制度の緩和の後、ロシアはジョージアに侵攻し、ウクライナに対して戦争を開始し、多くの犯罪を実行し、それら全てが大多数の住民の支持を受けていたのだ。ロシアを変革させるために、ロシア観光客に対して扉を閉めよ」と書き込んだ。
なお、ウクライナ政権は、ロシア国民に対するEU加盟国の観光査証の発給の完全禁止を求めている。その際、ウクライナは、過去10年、ロシア国民のEUへの渡航がロシア社会に全く肯定的な影響をもたらしてこなかったことを根拠として挙げている。
EUでは、ロシア国民への観光査証発給禁止を支持している国は、チェコ、ポーランド、フィンランド、ラトビア、リトアニア、エストニア、デンマーク。禁止に反対しているのは、フランス、ドイツ、ギリシャ、キプロス。