ゼレンシキー宇大統領、露とのウクライナ東部和平協議を行ってきた三者グループ代表団を解体
ウクライナのゼレンシキー大統領は1日、2014年以降、ウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州情勢の平和的解決を目的として活動してきた「三者コンタクト・グループ(TCG)」のウクライナ代表団の設置根拠となる大統領令を無効化した。
ウクライナ大統領府ウェブサイトに関連大統領令第621/2022が掲載された。
同大統領令により、TCGウクライナ代表団の設置と同代表団メンバーの確定の根拠となる複数大統領令が無効化されている。
なお、三者コンタクト・グループ(TCG)とは、ウクライナ東部情勢の平和的解決を目的に、ミンスク諸合意と独仏宇露4国の決定の実現のための協議の場として活動してきたもの。TCGの参加者は、ウクライナ、ロシア、OSCE。さらにロシアは、TCGの各会合に自らの傀儡の武装集団「DPR・LPR」を決定権限のない招待者として出席させていた。
写真:大統領府