ゼレンシキー宇大統領、G7の石油価格上限設定合意を歓迎
ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、同日G7財務相オンライン会議にてロシアへの制裁強化のためにロシア発石油の取引価格に上限を設定する合意を歓迎した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「正にそのような対露エネルギー制裁のための時ははるか前に到来していた。モスクワへの『石油ドル』『ガスユーロ』の流れをを制限するだけでなく、全ての欧州人にとっての正義を回復する制裁だ。ロシアは欧州の人々皆を、エネルギー市場において意図的に膨らませた価格危機にて脅迫しようとしている」と発言した。
同氏はまた、現在欧州の全ての国・社会での対ウクライナ支持・理解を巡って闘っているとし、ウクライナを守ることは、欧州全体、全ての民主主義世界を守ることなのだと喚起していると発言した。
そして同氏は、「正にその観点から、今日G7の国々が同意した、ロシア石油の価格制限の決定を見るべきである。そのメカニズムが実現される時、それは文明的国々とエネルギー市場をロシアのハイブリッド攻撃から守る重要要素となる。そして、本当にロシアガスの価格も制限すべきである。私は、今日そのことを話したフォンデアライエン欧州委員会委員長に感謝している」と発言した。
これに先立ち、同日、フォンデアライエン欧州委員会委員長は、EUは、プーチンのエネルギー市場操作の試みを妨げるべく、ロシアのガス価格も制限すべきだと発言していた。