ゼレンシキー宇大統領、ショルツ独首相と電話会談実施

ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、ドイツのショルツ首相と電話会談を行い、ウクライナ軍の防衛能力強化や復興会議の準備などについて協議を行った。

ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「ショルツ独首相と幅広いテーマで電話協議を行った。特に、欧州連合(EU)からの50億ユーロのマクロ財政支援の確定につき謝意を伝え、IMFの完全なプログラムの必要につき発言した。ウクライナのさらなる防衛能力強化の計画について協議した」と伝えた。

また、同日、ヘーベシュトライト独政府報道官は、記者団に対して、両首脳は今回の電話会談の際に、復興会議の準備をはじめとするウクライナ支援問題、またザポリッジャ原発を巡る情勢について協議したと伝えた。

ヘーベシュトライト氏は、「ショルツ首相は今日、ゼレンシキー宇大統領と電話にて、ウクライナの軍事、人道、経済の情勢と、国家復興を含む、さらなる具体的なサポートの可能性について協議した」と発言した。

さらに同氏は、ショルツ独首相がドイツはウクライナ支持を軍事面でも政治面でも財政面でも人道面でも止めないと強調したと伝えた。またショルツ氏は、10月25日にベルリンで開催が予定されている「ウクライナ復興会議」の集中的な準備につき報告したという。

また報道官は、ザポリッジャ原発情勢に関して、両首脳は、原発の安全と防護は極めて重要であり、国際原子力機関(IAEA)の報告書は「重要な役割を担う」との見解で一致したと伝えた。

写真:大統領府